宮中祭祀
天皇皇后両陛下は、宮中の祭祀を大切に受け継がれ、常に国民の幸せを祈っておられ、年間約20件近くの祭儀が行われています。皇族方も宮中祭祀を大切になさっています。
宮中三殿
皇居内の賢所(かしこどころ)・皇霊殿(こうれいでん)・神殿(しんでん)の総称です。
賢所
皇祖天照大御神がまつられています。
皇霊殿
歴代天皇・皇族の御霊がまつられており、崩御・薨去の1年後に合祀されます。
神殿
国中の神々がまつられています。
三殿に附属して構内に、神嘉殿(しんかでん)・神楽舎(かぐらしゃ)・綾綺殿(りょうきでん)・奏楽舎(そうがくしゃ)・幄舎(あくしゃ)等の建物があります。
祭典
大祭
天皇陛下ご自身で祭典を行われ、御告文(おつげぶみ)を奏上されます。
小祭
掌典長が祭典を行い、天皇陛下がご拝礼になります。
旬祭(しゅんさい)
毎月1日・11日・21日に掌典長が祭典を行い、原則として1日には天皇陛下のご拝礼があります。
掌典職
国家行政機関たる宮内庁の組織とは別の内廷の組織で、皇室の祭祀のことをつかさどっています。
掌典長の統括の下に掌典次長・掌典・内掌典などが置かれています。